おすすめチリ白ワイン3000～5000円

2025年5月29日公開

アンデス山脈や太平洋に囲まれた南北に細長い国、チリ。雨が少なく乾燥していることで害虫や病気の被害がなく、また日照量に恵まれつつ昼夜の気温差が大きいというブドウ栽培に最適な条件が整っています。様々な国際品種を中心に、デイリーに楽しめるカジュアルワインから、プレミアムクラスのワインまでバラエティ豊かなワインが造られています。今回は、チリのおすすめの白ワインを、3000～5000円の価格帯からご紹介します。

リマリ・ヴァレーが生む芳醇なフレーバー

シングルヴィンヤードリマリ･ヴァレーシャルドネ

生産者、ビーニャ・バルディビエソは「多彩で魅力的なワインを生み出す」という信念を軸に、チリの広大な国土の中から栽培する品種に適した土地を選び抜き、品種の個性を最大限に引き出したワイン造りをしています。リマリ・ヴァレーが持つ冷涼な気候とミネラルを豊富に含む土壌により、シャルドネの果実味は凝縮感を持ち、グレープフルーツ、ピーチ、アプリコットなどの芳醇なフレーバーが一層豊かに香ります。

: シングルヴィンヤードリマリ･ヴァレーシャルドネ

生産地：チリ／コキンボ　生産者：バルディビエソ　価格：3,245円（税込）

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徹底した土壌に対するこだわりが生むシャルドネ

シャルドネロクラ･ウノ

ロクラ（狂気）の名前を冠した、土壌を厳選して生み出すシャルドネ。クロ・デ・フのコンサルタントを務めるペドロ・パッラ氏の土壌に対する狂気的ともいえるこだわりは、評価誌のワインスペクテーターから「現代のインディ・ジョーンズ」と評されています。このシャルドネが育てられている土地は、なんとチリ最南端のパタゴニア地域。チリワイン産業の中心地からはるか遠く離れた土地で生み出される味わいは、溌剌とした高い酸、柑橘系の整った果実味を持ち合わせ、非常に高いポテンシャルを感じさせます。

: シャルドネロクラ･ウノ

生産地：チリ／サウス　生産者：クロ・デ・フ　価格：3,355円（税込）

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厚みを備えたエレガントなソーヴィニヨン・ブラン

シングルヴィンヤードカサブランカ･ヴァレーソーヴィニヨン･ブラン

白ワインの銘醸地として名高いカサブランカ・ヴァレー。この地で栽培される白ブドウは、フレッシュな香りが際立ち、シャープで瑞々しい味わいに育つため、ソーヴィニヨン・ブランとの相性が特に良いとされています。バルディビエソが造るソーヴィニヨン・ブランは、ハーバルなアロマに引き締まった柑橘の果実味に加え、トロピカルフルーツのような厚みを備えたエレガントな味わい。甘く爽やかな余韻が長く続きます。