シャトー・ド・カマンサック
シャトー・ド・カマンサックの歴史は極めて古く、有名なベレイムの古地図に既にその名を見つける事が出来ます。
「カマンサック」はこの地方の言葉で「水の道」(Camensが「道」、acが「水」)を意味しており、実際に、17世紀には僧侶たちの手によって砂礫の小丘麓部分にジャルと呼ばれる水路が掘られ、これが降雨によってたまった水を流れ出し、テロワールの質を高める要素のひとつとなりました。
1855年に格付けに選定された後、低迷した時代もありましたが、1965年に買収したフォルネール兄弟がシャトーを復興させました。畑の植え替え、セラーと醸造設備の刷新という費用のかかる仕事に取り組んだのです。
2005年の収穫から、シャス・スプリーン、グリュオー・ラローズも所有するメルロー家の所有となり、セリーヌ・ヴィラール氏とジャン・メルロー氏がシャトーの経営を取り仕切っています。