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「ワインも箸もとまらない」 いぶりがっことチーズのオイル漬け


最近の私の中でのヒットは「いぶりがっことチーズのオイル漬け」。
なんとテレビ番組「マツコの知らない世界」で紹介され、あっという間に完売してしまったこともあるのだとか。
まずは「いぶりがっこ」とはなにか、そして「いぶりがっことチーズのオイル漬け」がどんなアイテムか、そして美味しい食べ方やアレンジレシピをご紹介します。
1. 「いぶりがっこ」とは
2. 「いぶりがっことチーズのオイル漬け」とは
3. 「いぶりがっことチーズのオイル漬け」のおすすめの食べ方
4. 「いぶりがっことチーズのオイル漬け」の食べ方アレンジ (2023.08.16追記:テレビ朝日「相葉マナブ」で紹介されました!)
5. いぶりがっことチーズのオイル漬け」の残ったオイルの活用法
6. UNCORKでしか買えない「いぶりがっことチーズのオイル漬け」が入った "ソムリエ厳選ワインのおつまみセット"
7. ワインのおつまみにぴったり!「チーズのオイル漬け」いろいろ
8. NorteCarta全種類、実際にワインに合わせてみました
1. 「いぶりがっこ」とは
「いぶりがっこ」とは、秋田県発祥の漬け物の一つです。
東北地方の秋田県は、いぶりがっこの原材料となる大根が凍ってしまうほど冬の寒さが厳しいところ。大根の凍結を防ぐため、大根を囲炉裏の上に吊るして燻製にし、それを米ぬかで漬け込んだものが「いぶりがっこ」です。
秋田の方言で漬物のことを「がっこ」と呼ぶことから「燻った(いぶった)漬物(がっこ)」→「いぶりがっこ」という名前が付けられたそうです。
燻ってあるので、同じく大根を使った漬物の「たくあん」ともまた違った独特の風味と食感があり、その味わいはとってもユニーク。
こりこりっとした独特の食感、そして燻ったことによるスモーキーな香りが鼻から抜け、ごはんと一緒に食べるのはもちろんのこと、お酒の肴としても人気があります。
2. 「いぶりがっことチーズのオイル漬け」とは

その名の通り、いぶりがっことチーズをオイルに漬けたもの、です。
なんと2020年buyer’s room(バイヤーズルーム:旧むらおこし特産品コンテスト)にて最高賞にあたる「経済産業大臣賞」を受賞したこともある知る人ぞ知る逸品なのです。
こりこり食感が楽しめる丁度良いサイズにカットされたいぶりがっこと、ダイス状にカットされたチーズが一緒にオイルに漬けこまれているのですが、一口食べると鼻から抜けるいぶりがっこ独特の燻香がたまりません。
オイルに漬けてあるのでチーズがほどよく柔らかくなっていて、舌の上でホロホロとほどけます。このチーズ、とにかく旨味が濃い!
それは漬け込んでいるオイルに理由があります。
秋田の県魚ハタハタからできる「しょっつる」という魚醤と、これまた秋田県産の塩麹で調味したオイルに漬けこんでいるので、なんともいえない深いコクと旨味があるのです。
チーズも発酵食品なので、発酵調味料との相性はばっちり。1つ1つ個性的な食材がうまく瓶の中でまとまっています。
3. 「いぶりがっことチーズのオイル漬け」のおすすめの食べ方

UNCORKのおすすめはもちろん「ワイン」。
旨味たっぷりのオイル漬けをまず味わってから、そこにワインを一口。ぶわっと香りが口の中ではじけて、さらに風味を強く感じます。
ワインにある酸味によって口の中のオイルがきれいに流れるので、また食べたくなり、さらにワインが欲しくなる・・・という無限ループ。
最後に口の中に燻した香りと旨味がじわーっと長く残る最高のペアリングです。 スパークリングワイン、白ワイン、赤ワイン、どれにあうか試してみましたが おもしろいほどにどれも合いますので、そこはお好みで。
ワイン以外にももちろん日本のもの同士、ということで日本酒にあうのは間違いないですし、いぶりがっこの燻製香にあわせてスモーキーな風味を持つウイスキーと合わせる、というのもいいですね!
瓶から取り出してそのまま食べても美味しいですが、カットしたバゲットやクラッカーに載せると簡単にお酒にあうおつまみの出来上がりです。

4. 「いぶりがっことチーズのオイル漬け」の食べ方アレンジ
(2023.08.16追記:テレビ朝日「相葉マナブ」で紹介されました!)
そのままでも美味しいですが、なにかアレンジしてみよう、と、最近居酒屋でよく見る「いぶりがっこのポテトサラダ」をつくってみました。
材料はジャガイモ、ゆでたまご、そしてこのオイル漬けだけ。
茹でたジャガイモをマッシュして、切ったゆで卵、「いぶりがっことチーズのオイル漬け」、マヨネーズ、そして塩コショウを混ぜたら完成です。
あればレモン汁やマスタードを足すと、さらに味わいが引き締まると思います。
ホクホクのジャガイモ、そして時々でてくるコリコリのいぶりがっこ。
ポテトサラダの酸味といぶりがっこの甘じょっぱさ、という食感&味わいのコントラストが楽しい1品です。
作り立てもいいですが、冷やすと熱でとけたチーズがまた固まってチーズ感が増します。

なんと、こちらのレシピが人気TV番組『相葉マナブ』(テレビ朝日系列 2023年8月13日(日)放送分)で紹介されました!
テレビ局から取材を受けたNorteCarta代表の岡本さんが「アレンジレシピを教えてください」とのリクエストにこのポテトサラダをお伝えしてくださり、実際に番組内で嵐の相葉雅紀さんが作ってくださっていました。
こちらのページではもともと材料の分量ははっきりと記していませんでしたが、番組の公式サイトに出ておりましたのでそちらを載せさせていただきます。
じゃがいも 250g
いぶりがっことチーズのオイル漬け 30g
マヨネーズ 大匙3
塩、胡椒 少々
ゆで卵はテレビのレシピでは抜かれていましたが、入っているとよりまろやかでホックリ美味しくなるのであればぜひ入れてみて下さいね。
5. 「いぶりがっことチーズのオイル漬け」の残ったオイルの活用法
いぶりがっこ&チーズをワインと楽しんだ後の瓶には、たっぷりとオイルが残りるはず。
2つの発酵調味料の旨味、そこにいぶりがっことチーズから溶け出した旨味が重なった オイルを捨てるなんてもったいなさすぎる!
ということで、この美味しいオイルの活用方法をお教えいたします。
「きのこ炒め」
フライパンにひと回し残ったオイルをいれて、それでキノコをさっと炒めるだけ。
炒めている時から、いぶりがっこの香りがふわーっとあがってきて美味しい空気に包まれます。
塩、コショウで味を調えたら出来上がりです。

もう1つ、オイルを楽しむアイデアを。
瓶の中にお酢(大体オイルと同じくらいの分量)と塩(または塩麹)を加えてから蓋をしてシャカシャカ振ったら、簡単で美味しいドレッシングのできあがり。
これを野菜にかけたらこれまた美味。
いぶりがっこはなくても、燻製のいい香りが口いっぱい広がります。

ぜひこれで最後の一滴までまるっと楽しみ尽くしてください。
6. UNCORKでしか買えない「いぶりがっことチーズのオイル漬け」が入った "ソムリエ厳選ワインのおつまみセット"
UNCORK アンコルクでは、「いぶりがっことチーズのオイル漬け」単体の販売だけではなく、他のおつまみと組み合わせたオリジナルのセットもご用意しています。
ソムリエであるスタッフ達が厳選したワインのおつまみの中から、これは!という特におすすめのものをチョイスしました。
「いぶりがっことチーズのオイル漬け」は赤、白、ロゼ、スパークリング、どんなタイプのワインにも合うので、メインアイテムとして3つのセットに入っています。
ギフト対応も可能ですので、ワイン好き、お酒好きの方へのプレゼントにもぴったりです。
7. ワイン、日本酒のおつまみにぴったり!「チーズのオイル漬け」いろいろ
今回ご紹介した「いぶりがっことチーズのオイル漬け」以外に、3種の違うフレーバーも販売しています。

さっぱりした風味がお好みなら
◆ごろっとうまみチーズのオイル漬け<塩麹&レモン>
秋田県産塩麹とレモンが香る爽やかな味わいです。
ほのかな酸味とバジルの風味で、チーズをさっぱりといただくことができます。
すこしピリ辛がお好きなら
◆ごろっとうまみチーズのオイル漬け<味噌&ハーブ>
秋田県産味噌とローズマリーが絡む、他にないユニーク、かつどこか懐かしい味わい。 ぴりりときいた唐辛子が味噌の甘みとチーズを引き立てています。
◆ごろっとうまみチーズのオイル漬け<味噌&ハーブ>
秋田県産味噌とローズマリーが絡む、他にないユニーク、かつどこか懐かしい味わい。 ぴりりときいた唐辛子が味噌の甘みとチーズを引き立てています。
お料理のアレンジよりはアテとして食べたい!という方には
◆ごろっとうまみチーズのオイル漬け<燻製&ナッツ>
燻製の薫り豊かなチーズと、しょっつるを纏わせたアーモンドをあわせています。 シンプルな中にコクを感じる芳醇な味わいで、ウイスキーや樽熟成したワインにとてもよくあいます。
◆ごろっとうまみチーズのオイル漬け<燻製&ナッツ>
燻製の薫り豊かなチーズと、しょっつるを纏わせたアーモンドをあわせています。 シンプルな中にコクを感じる芳醇な味わいで、ウイスキーや樽熟成したワインにとてもよくあいます。
いろいろ試してみたい!という方には
◆チーズのオイル漬け3種セット
1番人気の「いぶりがっことチーズのオイル漬け」と「塩麹&レモン」「味噌&ハーブ」のセットです。 どれも個性的で食べ比べが楽しく、いろいろなタイプのワインや日本酒と楽しんで頂けます。
◆チーズのオイル漬け3種セット
1番人気の「いぶりがっことチーズのオイル漬け」と「塩麹&レモン」「味噌&ハーブ」のセットです。 どれも個性的で食べ比べが楽しく、いろいろなタイプのワインや日本酒と楽しんで頂けます。
8. NorteCarta全種類、実際にワインに合わせてみました

どれがどんなワインに合うのか、実際にワインと合わせて検証した結果がこちらです。
相性 | 白ワイン | 赤ワイン | ロゼワイン | スパークリング |
---|---|---|---|---|
いぶりがっこ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
塩麹レモン | ○ | ◎ | ○ | ◎ |
味噌 | △ | ◎ | ○ | ◎ |
燻製ナッツ | △ | ◎ | ○ | ○ |
今回合わせたワイン
赤:ラ・フォルジュ・エステイト カベルネ・ソーヴィニヨン(フランス)
白:バルディビエソ シャルドネ(チリ)
ロゼ: キュヴェ・マリー・クリスティーヌ プロヴァンス ロゼ(フランス)
泡:バルディビエソ ブリュット(チリ)
とにかく驚いたのが「いぶりがっことチーズのオイル漬け」とワインの相性の良さ! チーズやしょっつるの塩気と旨味、いぶりがっこが持つ甘味、そして原料の大根が持つ土っぽいニュアンスが抜群にワインと合いました。
△が付いているものに関しても決して「合わない」という訳ではなく、今回合わせたワインがチーズの塩気や燻製の香りに負けてしまっていたため、でした。 このオイル漬けシリーズ全体を通して言えるのは、オイル、そしてチーズにしっかりとした塩気があるので、ワインは果実味の豊かなタイプに合わせると良い、ということかと思います。
そしてどのオイル漬けにも合ったのは赤ワインでした!
特に「いぶりがっことチーズのオイル漬け」「燻製ナッツ」にあるスモーキーなアロマと赤ワインの相性がとても良かったです。赤ワイン好きの方にNorteCartaのチーズのオイル漬けはとてもよいワインのおつまみということが証明できました。
あなたはどれがお好みですか?
いろいろクラッカーに載せて食べ比べするのも楽しいですよ! ぜひお試しください。
PROFILE
S.Tsujimura
UNCORKスタッフ。夫と2人の子供と4人暮らし。お酒は弱いが、お酒&美味しいものを人と囲む空間が大好き。家で食べるごはんが大好きで、平日はノンアルコールワイン、週末にワインを一緒に楽しんでいます。J.S.Aソムリエ。