生産者情報
ハッティングレイ・ヴァレー
弁護士として活躍したサイモン・ロビンソン氏が1999年にウィールドの地に11haの畑を購入し、5年に及ぶ土壌研究を経て2008年に設立したワイナリー。名立たる評価誌で高い評価を獲得し、イギリスワインを牽引する造り手となっています。土地環境に配慮した近代的なワイナリー運営も特徴です。
生産地情報
						| 原産国 | イギリス | 
|---|---|
| 地方名 | イングランド | 
| 品質分類・原産地呼称 | P.D.O.イングリッシュ | 
商品情報
						| 色 | ロゼ | 
|---|---|
| 種類 | スパークリングワイン | 
| 味わい | 辛口 | 
| 品種 | ピノ・ノワール 66%/ピノ・ムニエ 33%/ピノ・ノワール・プレコス 1% | 
| アルコール度数 | 12% | 
| 飲み頃温度 | 6℃ | 
その他
						| 醗酵 | 瓶内二次醗酵/20%オーク樽、80%ステンレスタンク、一部(4%)ステンレスタンクにてマロラクティック醗酵 | 
|---|---|
| 熟成 | ステンレスタンク、オーク樽熟成7カ月(新樽無し、225L、フレンチオーク) デゴルジュマンまでの瓶熟期間:24カ月 | 
| 土壌 | 白亜質の母岩にローム粘土質の表土 | 
- 品番:
- 620939













 
			

 
			 
			
英国スパークリングワイン界を牽引するワイナリー
温暖化による気温上昇に加え、フランスのシャンパーニュと同じ白亜質土壌であることから最高のスパークリングワイン用のブドウが生まれる、と今世界中から注目を集めているのが”イングリッシュ・スパークリングワイン”。 早くから名門シャンパーニュメゾン達が参入する一方で、「ここはイギリス。自分たちの力だけで”英国らしい”スパークリングワインを造る」というワイナリーが続々開業していきました。
その1つが2008年に創業の「ハッティングレイ・ヴァレー」。初ヴィンテージは2008年で、リリースは2013年とまだ若いワイナリーながらも世界のワインコンクールにて高い評価を獲得し続けています。 その努力の甲斐あって、イギリスのアイコン的航空会社ブリティッシュ・エアウェイズの創立100周年記念の時には、なんと数多くのイングリッシュスパークリングメーカーの中からオフィシャルパートナーに採用される快挙を成し遂げました。
ワインの味わい
ハッティングレイ・ヴァレーが手掛けるワインには全て共通して「上品さと爽やかさ」があります。 こちらの「ハッティングレイ・ヴァレー ブリュット ロゼ」は、サクランボの香りが繊細で、とてもアロマティックなワイン。 味わいもラズベリーのようなフレッシュでキレのある酸とワインを瓶内で熟成させることで生まれるトーストのような複雑な香ばしさが感じられます。
「ピノ・ノワール・プレコス」という品種がブレンドされていますが、これはドイツ品種のフリューブルグンダーのこと。 ピノ・ノワールの亜種とも言われ、早い時期から収穫できるのが特徴で、ワインにフレッシュさと爽やかさを与えています。
品種の表記にもイギリス人気質が。
現在、「ピノ・ムニエ」というブドウ品種は、シャンパーニュ地方では「ムニエ」と表記されています。 これは、世界中のセパージュの遺伝研究を行うフランス・モンペリエの農学研究所(INRA )によって、ブドウの遺伝子のリサーチの結果、ピノ・ムニエはピノ・ノワールと無関係であることがわかり、「ピノ」を名前から外す決定をしたことによるものです。 とはいえ、法的に決まっていることではないこともあり、また、「自分達はフランスには迎合しない」というイギリス人の気質もあってか、イギリスでは”あえて”「ピノ・ムニエ」と呼んでおり、ハッティングレイ・ヴァレーのワイン詳細にもそう記載されています。