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ワイングラス

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ザ・ジャンシス・ロビンソン ワイングラスコレクション

赤ワイン、白ワイン、スパークリングワインなど、あらゆる種類のワインがたった1脚で楽しめる万能ワイングラス。英国王室のセラーを管理するワインのスペシャリスト、ジャ ンシス・ロビンソンが監修したグラスシリーズ。

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ワイングラスの種類と選び方 グラス選びに迷ったら万能型ワイングラスがおすすめ

ワイングラスの種類と選び方 グラス選びに迷ったら万能型ワイングラスがおすすめ
ジャンシス・ロビンソン ワイングラスとステムレスグラス
1915年創業の世界24か国からワインを輸入している酒類専門商社、㈱モトックスが運営するECサイト「UNCORK アンコルク」です。

ワインの魅力を十分に引き出すことができて、ワインを楽しむ人それぞれのライフスタイルに合う、そんなワイングラスに出会えていますか?

ワイングラスの形状によってワインの香りや味わいが変わります。どんなに素晴らしいワインでも、そのワインの特徴と合わないグラスを選んでしまうと、ワインの魅力を十分に発揮することはできません。

こちらの記事では、ワイングラスの種類と、それぞれのグラスの特徴についてご紹介しています。

ワインの好みや愉しみ方はそれぞれ。どのグラスを選ぶと、ワインのある暮らしがより愉しめるのか、ワイングラスを初めて購入する方や買い替えをお考えの方のお役に立てると嬉しいです。





ワイングラスの各部分の名称

ジャンシス・ロビンソン ワイングラス 各部分の名称
ワイングラスの種類の前に、まずは、ワイングラスの各部分の名称について解説します。

ワイングラスは一般的に、(1)「リム」と呼ばれる唇に直接触れるワイングラスの縁、(2)ワインを注ぎ入れる丸みを帯びた「ボウル」、(3)持ち手となる脚の部分の「ステム」、そして、(4)グラス全体を支える「プレート」で成り立ちます。

▷ (1)リム


リムは、薄いほど唇に触れる面積が小さくなり、ワインは口の中に滑らかに流れ込みます。ワインの繊細さをより感じやすくするためガラスを極限まで薄くするにはマシーンメイドでは限界があり、熟練の職人によるハンドメイドによって実現します。ハンドメイドとなれば機械製に比べてグラスの価格は高くなります。


▷ (2)ボウル

ボウルはワインの香りや味わいに大きな影響を与える部分です。 深さのあるボウルは、ワインの香りを開かせるための空気をより多く取り込み、※スワリングをしたときには中のワインがこぼれず、ワインの液面からリムまでのスペースで香りを溜めることができます。

※スワリングとは、ワインテイスティングの際に、円を描くようにグラスを動かして、グラスの中でワインと空気を触れ合わせること。

ボウルの形状によって、口の中にワインが流れ込む速さ、量、そして、舌のどの位置に当たるか、口の中でどのように広がるかが変わり、ワインの香りや味わいの感じ方が変わるのです。


▷ (3)ステム

ボウルを持つとワインの温度に影響を与えるという理由で、「ステム」を持つのがスマートとされていますが、最近では、もっと自由に気軽に使えるステムレスグラスも人気があります。ちなみに、海外ではボウル部分を持つのが一般的だといわれています。

ステムの長さはブランドによって様々です。収納場所が決まっている方や、食洗機でワイングラスを洗いたい方は、ステムの長さ=ワイングラスの高さを確認するのもおすすめです。


ワイングラスの種類

ワイングラスには、ワインのタイプやブドウ品種の特性に合わせて設計された様々なグラスがあります。それらのグラスを大きく分けると、赤ワイン用、白ワイン用、スパークリング用に分類されます。

まず、赤ワイン用と白ワイン用のグラスにはどのような違いがあるのでしょうか。赤ワイン用のグラスは、白ワイン用に比べてボウルのサイズが大ぶりです。これは、ワインと酸素を多く触れ合わせることで、赤ワインの豊かな香りと味わいを引き立たせるためです。また、白ワイン用が赤ワイン用グラスより小ぶりなのは、白ワインの軽やかな酸味やフルーティーな特徴を際立たせ、さらに、飲み頃の温度が上がる前に飲みきれるようにという理由もあるそうです。

では、赤ワイン、白ワイン、スパークリングワイン用それぞれに紐づく、主なワイングラスの特徴について説明します。

▷ 赤ワイン用:ボルドーグラス

ボルドーグラス
フランス・ボルドー地方で造られる赤ワインに最適なグラスです。ボルドーワインは、カベルネ・ソーヴィニヨンやメルローなどの黒ブドウを使って造られます。タンニンや酸味がしっかりした、長期熟成に耐えるワインで、熟成によって複雑な香りと味わいが生まれます。このような特性を引き出すために設計されています。

ボルドーグラスの特徴は、深さのある大きいボウルで、グラスの口径はやや広めです。容量も比較的大きく、ワインが酸素に触れる面積を大きくした形状で、タンニンをやわらかく感じさせ、やや広めのリムはワインの香りをやさしく立ち上がらせます。


▷ 赤ワイン用:ブルゴーニュグラス

ブルゴーニュグラス
フランス・ブルゴーニュ地方の赤ワインに最適なグラスです。ブルゴーニュワインの多くは、ピノ・ノワールで造られ、その特徴であるラズベリーやスミレ、枯葉に覆われた森の湿った土の香りなどの繊細な香りや味わいを引き出してくれるグラスです。

ブルゴーニュグラスの特徴は、ボルドーグラスよりも膨らみが大きくリムが狭まった形状です。大ぶりの容量がしっかりあるボウルは、ワインを注ぐと空気に触れる面積が大きくなるので、繊細な香りを引き出してくれます。そして、狭まったリムによって引き出した香りをグラス内に閉じ込め、香りを逃さずに嗅ぎ取ることができます。


▷ 白ワイン用:モンラッシェグラス

モンラッシェグラス
モンラッシェとは、フランス・ブルゴーニュ地方の辛口白ワインで、世界最高峰の白ワインともいわれます。シャルドネ種を樽熟成させた芳醇な味わいを楽しむために設計されたグラスは、バルーンを膨らませたようなお椀型でリムは広がっています。リッチなアロマとコクのある味わいを引き立てます。


▷ スパークリング用:シャンパーニュ用グラス

スパークリングワインやシャンパーニュなど、泡立ちのあるワインを飲むために設計されたグラスです。シャンパーニュを楽しむためのグラスはいくつかあり、フルート型と呼ばれるスリムで細長い形状のグラスが一般的です。フルート型のグラスは泡立ちの美しさが視覚的に見えるので、華やかなシーンで使われることが多いです。泡の立ち上がりを促しつつ、ワインが空気に触れる面積が狭いので炭酸が抜けにくいのが特徴です。
シャンパーニュグラスフルート型く

近年、ワインの個性や熟成による複雑味が楽しめるという理由で、好んで使う方が多くなってきたチューリップ型のグラス。やさしく膨らんだボウルの形状によってワインと空気が触れる面積が広がり、ワインの繊細な香りや風味をより感じさせてくれます。
シャンパーニュグラスチューリップ型

そして、今ではカクテルグラスとして使われることが多くなったクープ型のグラスもあります。フルート型が普及するまで広く使われていたのがこちらのグラスです。諸説ありますが、リムが大きく開いた平たい形状は、深さのあるフルートグラスに比べて首を大きく反らさずに少し傾けるだけで飲めるので、社交界に参加するご婦人たちに好まれたと言われています。
シャンパーニュグラスクープ型



赤白兼用ワイングラス、万能型ワイングラス

初めてワイングラスを購入する場合は、数種類のグラスを購入するのではなく、幅広い種類のワインが楽しめる汎用性の高いタイプのグラスから始めることもおすすめです。グラスの形状や素材なども様々なものがありますが、基本的には、薄くて透明度の高いクリスタルグラスを選ぶと、より美味しくワインを楽しめます。では、汎用性の高いタイプのグラスとは、どのようなグラスなのでしょうか?


▷ キアンティ用 / リースリング用グラス

リースリンググラス
キアンティ用のグラスは、リムがやや狭まった円筒形で、小ぶりなブルゴーニュグラスのような形状です。ある程度の面積があるので、ワインの香りをよく引き出すことができます。同様に、リースリング用のグラスは、リムがわずかに広がった、やや細みの形状で、しっかりとした酸味と果実味のある白ワインに適しています。

どちらのグラスも、国際規格のテイスティング専用グラスのボウルを一回り程度大きくしたようなチューリップ型で、程よい深さと面積がある比較的汎用的な形状をしているので、赤白兼用ワイングラスとして使うことができます。

ちなみに、国際規格のテイスティング専用のグラスとは、ISOグラスとも呼ばれ、ワインの香りや味わいを最大限に引き出すように設計されています。プロのソムリエがテイスティング時に使用することが多く、その形状は標準化されているため、ワインの味わいを客観的に比較することができます。

国際規格のテイスティング専用のグラス

▷ 万能型グラス、ユニバーサルデザイン、オールラウンドグラス

キアンティやリースリング用のグラスを使う方法以外に、ワインの種類を問わず使用できるように設計されたグラスもあります。ユニバーサルデザインやオールラウンドグラスと呼ばれるものです。一般的には、中程度のボウルサイズで、ボルドーグラスとリースリング用のグラスの中間のような形状です。ワインの香りや味わいを最大限に引き出すように作られ、赤ワイン、白ワイン、ロゼワイン、スパークリングワイン、さらに、ポートやシェリーといった酒精強化ワインなど、ほとんどのワインに対応できます。


万能型ワイングラスをおすすめする理由

どのグラスを選んだら良いかわからない・・・。ワインの種類に合わせて機能が異なるグラスを何脚も揃えて、さらに、そのグラスを使い分けるのは面倒・・・、でも、ワインの魅力は十分に発揮させたい。そう感じた方にこそおすすめしたいグラスが万能型ワイングラスです。

このグラスさえあれば良いという気軽さはとても楽で、「ワインを飲むひととき」をより身近で心地よいものにしてくれます。グラスの使い分けがいらないだけでなく、テーブルや収納スペースもこのグラスの分だけ。シンプルでミニマルにワインを楽しみたい方にこそ手に取ってほしいグラスです。


ワインのプロから支持される「ザ・ジャンシス・ロビンソン ワイングラス」

ジャンシス・ロビンソン ワイングラス

様々なメーカーが造っている万能型ワイングラス。その中でもおすすめしたいのが「ザ・ジャンシス・ロビンソン ワイングラス」です。世界で最も尊敬されるワイン評論家と評され、英国王室ワインセラーのアドバイザーも務めていているジャンシス・ロビンソン氏が提案するグラスです。ワインに関する膨大な知識と経験を生かして、ボウルの形状やリムの開き具合、グラスの高さなど緻密に計算されたデザインを、熟練の技を持つ職人たちのみがハンドメイドで完成させる、実用的でありながら見た目の美しさもあるワイングラスです。


もっと気軽に。普段使いならステムレスグラスも

ジャンシス・ロビンソン ステムレスグラス

「ザ・ジャンシス・ロビンソン ワイングラス」にはステムレスグラスもあります。ボウルの形状やサイズは全く変わらず、ステムだけをなくしたグラスです。ボウル部分を持つので、ステムのあるワイングラスに比べると、手の温度がワインに伝わりやすくなりますが、グラスを持ったままでいるシーンはあまりないので差支えないでしょう。

ワインの魅力を発揮させるボウルの形はそのままに高さだけが低くなることで、持ちやすく、洗いやすく、収納しやすくなります。さらに、ワインだけでなく、ビールや日本酒、カクテル、ミネラルウォーターなど多目的に使用できる、正に万能グラスです。
ジャンシス・ロビンソン ステムレスグラス ビールが注がれている



まとめ

ワイングラスを初めて購入する、割れてしまって買い替えを考えている方へ、こちらのコラムがワイングラス選びのヒントになれば嬉しいです。

そして、お気に入りのワイングラスが見つかったら、正しい方法でお手入れをしてみてください。グラスの輝きをキープしたまま長く愛用するために、ワインのプロが実践してワイングラスの洗い方、拭き方をこちらの記事でご紹介しています。

ワイングラスの洗い方・拭き方・保管方法 ワインのプロが自宅で実践している方法


参考:小林三智子「味蕾感受性の評価と測定法~若年女性の味覚感受性を中心として~」



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一脚で様々なスタイルのワインが楽しめる万能型ステムレスワイングラス。
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PROFILE

N.Kobayashi

UNCORKスタッフ。夫と娘と息子の4人家族。好きな人、好きなものに囲まれて暮らしたいを実践中。ワインに合わせて、旬のものをシンプルに食べるのが好き。J.S.Aソムリエ。