ヴィル・ブドゥレアスカ
古代の畑と最新技術を兼ね備えた
古くて新しいワイナリー
古代王国に遡るブドウ畑
「ヴィル・ブドゥレアスカ」は2006年設立、とワイナリーとしての歴史は浅いですが、ワイナリーがあるデアル・マーレのワイン造りは3000年前のダキア時代まで遡ることができます。
古代ギリシャのホメーロスの作品の中に「ギリシャの戦士たちはワインを求め、ダキアを侵略した」と描かれており、ダキア王国のデチェバル王が、優れたブドウ畑を狙って侵略する隣国の攻撃を防ぐため、ブドウ畑の一部を伐採したというエピソードまで残されています。ブドゥレアスカはこの産地の歴史と伝統を引き継ぎ、デチェバル王をワイナリーのシンボルとし、ルーマニアワインの真の姿を世界に伝えようとしています。
ルーマニアの中でも特に優れたワイン地域
ルーマニアは東に黒海、中央にカルパチア山脈を擁する変化に富んだ地形が特徴です。ムンテニア地方は南のドナウ川、北のモルドヴァとカルパチア山脈、西のオルト川に囲まれた地域で、ブドゥレアスカはその中でも伝統的にワイン造りが盛んなDOCデアル・マーレに位置しています。デアル・マーレ丘陵地の真ん中、海抜175m-400mに位置する畑は南東向きの大陸性気候でボルドーやブルゴーニュと同じ緯度線にあり、年間平均2000時間以上の日照時間を誇ります。ルーマニア国内でも珍しい黒土層と石灰岩の多い土壌を有し、夏冬の寒暖の差も大きくブドウ栽培に最適な気候です。
個性溢れる地品種
ブドゥレアスカでは、シャルドネやピノ・ノワールといった国際品種の他に、ルーマニアの地品種でのワイン造りにも力を入れています。
「黒い乙女」という名前の赤ワイン用品種。ルーマニアで最も古い土着品種の一つであり、2000 年以上前からルーマニア国内にのみ栽培されています。カルパニアとニスルのダース人によって植えられたヴィティス・ヴィニフェラ種の野生の木からセレクションされて誕生した、ルーマニアで最も評価されるブドウ品種です。
「ルーマニアの聖なる香り」という名前の白ワイン用品種。実は起源はギリシャにあり、ローマ帝国の支配下にあった時代に地中海の盆地を渡ってきたとみられています。アロマティックさが大人気の品種で、ルーマニア全土で栽培されています。
黒ブドウ:フェテアスカ・ネアグラ
白ブドウ:フェテアスカ・レガーラ
「王家の乙女」という名前の白ワイン用品種。「グラサ」と「フェテアスカ・アルバ」の自然交配の結果だと思われている品種で、アカシアの花の香りが特徴のフローラルで、酸味が豊かな味わいが特徴のブドウ品種です。白ブドウ:タマイオアサ・ロマネアスカ
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ヴィル・ブドゥレアスカ
ムンテニアカリンやトロピカルフルーツの果実味にオーク樽の繊細なタッチ。パッションフルーツのクリーミーなニュアンスに凝縮感のあるバランスの取れた味わい。長い余韻が楽しめます。 詳細を見る2023年¥2,805
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