アジィエンダ・アグリコーラ・レ・マッキオーレ

銘醸地のテロワールを表現するボルゲリ筆頭の生産者

銘醸地ボルゲリにて、唯一の農家が立ち上げた生産者

レ・マッキオーレは、トスカーナ屈指の銘醸地ボルゲリにおいて、唯一“地元の農家”が一から築き上げた稀有なワイナリーです。初代オーナーの故エウジェニオ・カンポルミ氏は、この地の潜在力を信じ、畑仕事に人生を捧げました。貴族が土地を所有してきたボルゲリにおいて、農家出身という立場から世界的評価を獲得した存在はまさに異例であり、そのひたむきな姿勢が現在の名声を形づくってます。家族が志を継いだ現在も、畑を起点とする誠実なワイン造りが貫かれています。

品種によるテロワールの表現にこだわる

ボルゲリではブレンドが主流とされる中、レ・マッキオーレは単一品種こそが最も明確にテロワールを映すと考え、早くから「単一品種でテロワールを表現」する道を選びました。単一品種は気候や土壌、栽培・醸造のすべてが露わになる厳しい手法であり、一切の妥協を許しません。それでもなお挑戦を続ける姿勢は、ボルゲリの個性を真正面から表現するため。カベルネ・フラン、メルロー、シラーなど、それぞれの品種が土地と結びつくことで、他にはない明確な輪郭と説得力を備えたワインが生み出されています。

個性が際立つ特徴的なキュヴェの数々

レ・マッキオーレの哲学は、個性豊かなキュヴェの数々に結びついています。名刺代わりの【ボルゲリ・ロッソ】、フラッグシップとして君臨するカベルネ・フランの【パレオ・ロッソ】、エウジェニオ氏の情熱が宿るシラーの【スクリオ】、そしてメルロー100％の【メッソリオ】。いずれも明確な意図と区画選定に基づき造られ、単なる高評価ワインにとどまらない存在感を放ちます。それぞれが異なる表情でボルゲリを語り、レ・マッキオーレの多面的な魅力を余すことなく伝えています。