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リースリングはアルザス抜きには語れない

気高くも繊細で産地によって驚くほど味わいの変化をみせるリースリング。まるで気難しくもエレガントなお嬢様のような品種で、その美しさに世界中が魅了されています。
今回はテロワールのモザイクと絶賛されるアルザスのリースリングをご紹介します。
今回はテロワールのモザイクと絶賛されるアルザスのリースリングをご紹介します。
アルザスと他産地のリースリングはどう違う?
その土地のテロワールが、ワインの個性に極めて大きな影響を与え、産地の特徴をそのまま映し出す鏡のような品種といわれるリースリング。そんなリースリングの個性は全世界の醸造家を虜にし、今や世界中で栽培されていますが、産地によってどのような違いが生まれるのでしょう。

リースリングの故郷と言われるドイツでは、上質のワインを生み出す畑は川岸の斜面に点在しており、畑の場所の違いや、収穫のタイミングによって、繊細な花や青リンゴ、濃厚なモモまで、様々な風味のリースリングが造られています。残留糖分が多い甘口タイプのものが多いのもドイツの特徴です。

また新世界オーストラリアでもユニークなスタイルのリースリングが造られていて、特に標高の高い畑や涼しい海風の影響を受ける優良な畑から、ライムやグレープフルーツの香りを持ち、瓶詰め後の長期熟成によってハチミツやトーストの風味を醸し出すリースリングが産出されています。

それではアルザスはどうでしょう。
アルザスのリースリングも他産地に見られるグレープフルーツやモモの風味を持ちますが、それに加えて、最大の魅力の1つは、テロワールのモザイクといわれる土壌の多様性によってもたらされる味わいの奥深さです。
隆起と陥没を繰り返し、一時は海の底に沈むという劇的な地殻変動の歴史により、地球上で他に類を見ない複雑な土壌が生まれ、そこで造られるワインに極めて繊細な豊かさを与えていると言われています。
アルザスのリースリングも他産地に見られるグレープフルーツやモモの風味を持ちますが、それに加えて、最大の魅力の1つは、テロワールのモザイクといわれる土壌の多様性によってもたらされる味わいの奥深さです。
隆起と陥没を繰り返し、一時は海の底に沈むという劇的な地殻変動の歴史により、地球上で他に類を見ない複雑な土壌が生まれ、そこで造られるワインに極めて繊細な豊かさを与えていると言われています。

またアルザスはヴォージュ山脈によって雨雲から保護されており、フランス国内のブドウ栽培地で最も乾燥しているエリアの1つであり、それゆえに菌類病が少なく、ビオディナミ等の自然に寄り添ったブドウ栽培が盛んに行われていることも魅力です。
つまりアルザスの魅力は、その多彩で繊細なテロワールを、リースリングという土壌の特徴をダイレクトに反映する品種を通して味わうことができるということで、しかも自然に寄り添った農法や醸造法によって、この魅力が最大限に引き出されているのです。
今回はそんなアルザスから、100年以上の目利きの歴史を持つワインインポーターであるモトックス選りすぐりのワインをご紹介します。
つまりアルザスの魅力は、その多彩で繊細なテロワールを、リースリングという土壌の特徴をダイレクトに反映する品種を通して味わうことができるということで、しかも自然に寄り添った農法や醸造法によって、この魅力が最大限に引き出されているのです。
今回はそんなアルザスから、100年以上の目利きの歴史を持つワインインポーターであるモトックス選りすぐりのワインをご紹介します。