生産者情報
ドメーヌ・マルク・デリエンヌ
2015年設立。デリエンヌ氏は、IT関連企業からワインへの情熱を胸に転身。プロヴァンスの銘醸での経験を経てフルーリーに14ヘクタールのブドウ畑を取得しました。ビオディナミ栽培と人的介入を極力抑えた醸造で生み出されたワインは、ナチュラルでエネルギッシュ。注目すべきボージョレの造り手です。
生産地
ブルゴーニュ
ボルドーと並んで世界最高峰のワイン銘醸地の一つ、として名高いブルゴーニュ地方。フランス中東部に位置し、北はピュアな辛口白ワイン産地として名高いシャブリ地区、そして珠玉の特級畑があり、数々の銘酒を産み出す「黄金の丘」とも呼ばれるコート・ドール県、そして南に日本ではヌーヴォーがよく知られているボージョレ地区と産地が続いています。ボージョレ地区以外は、主に赤ワインはピノ・ノワール、白ワインはシャルドネ、と1つのブドウ品種から造られていて、土地の違い、そして生産者の個性をはっきりと感じることができるのが特徴です。
生産地情報
| 原産国 | フランス |
|---|---|
| 地方名 | ブルゴーニュ |
| 地区名 | ボージョレ |
| 村名 | フルーリー |
| 品質分類・原産地呼称 | A.O.C.フルーリー |
商品情報
| 色 | 赤 |
|---|---|
| 種類 | スティルワイン |
| 味わい | ミディアムボディ |
| 品種 | ガメイ 100% |
| アルコール度数 | 13.5% |
| 飲み頃温度 | 15℃ |
その他
| ビオ情報・認証機関 | ビオロジック (Agriculture Biologique) |
|---|---|
| 醗酵 | コンクリートタンク(天然酵母/マセラシオン・カルボニック) |
| 熟成 | オーク樽(オーストリア産大樽/新樽無)にて21カ月 |
| 土壌 | 花崗岩 |
- 品番:
- 619264












このワインの味わい
野イチゴやアセロラのようなフレッシュな赤果実の香りに、杉や白コショウの香りがアクセントになっています。チェリーやストロベリーのようなかわいらし果実味と伸びやかな酸の後に、お出汁のような旨味がしっかりと長く続く奥深さのある味わい。日本人にはなじみ深いこの旨味をじっくりと感じながら、ゆっくりと飲み進めたくなるフレッシュでエネルギッシュなクリュ・ボージョレーのナチュラルワインです。
ワインのここに注目!
ワイナリーのオーナーであるマルク・デリエンヌ氏は、元々IT関係の仕事をしていましたが、ワインへの情熱からワイン造り決意。プロヴァンスの超名門ワイナリー「 ドメーヌ・ド・トレヴァロン」でブドウ栽培のノウハウを教わり、2015年にフランス・ボージョレのフルーリーの地でワイナリーをスタートさせました。
ボジョレー地区には、特に品質の高いブドウを生み出すクリュ・デュ・ボジョレーと呼ばれる区画が10区画あります。フルーリーは、その中の1クリュで、10のクリュのほぼ中央に位置しています。
翌年の2016年にはビオディナミに転換し、自然との共存を最大限に尊重する彼らは、ビオディナミ栽培と人的介入を極力抑えた醸造を実践しています。ブドウに自然に付着している土着酵母で醗酵、無濾過、無清澄、SO2の使用は極微量(ボトリング時に少量のみ)で生み出されるワインは、ナチュラルで奥深さがありエネルギッシュ。 また、抽象画のような印象的なラベルは、フランス・モンペリエのアーティストによるデザインだそうです。
フルーリーのライジングスターと称される注目すべきボージョレの造り手です。
名前の由来
「フルーリー グレタ・カルボ」は、ハリウッドの映画女優"グレタ・ガルボ”と、醸造方法の”カルボニック・マセレーション”という二つの言葉を組み合わせて名付けられたワインです。
こんな料理と合わせたい
フレッシュな果実味と伸びやかな酸に合わせて、フレッシュトマトや梅干しを使ったお料理と、また、お出汁のような旨味があるので和食と合わせるのはいかがでしょう。タンニンは穏やかなので、お肉と合わせる場合は、噛み応えのあるステーキではなく、薄切りのものや、煮て柔らかく調理したものを選ぶのがおすすめです。
出汁にくぐらせていただく豚のしゃぶしゃぶ、しっとり鶏ハムの薄切りやカツオのお刺身の梅ポン酢がけはいかがでしょう。